小説 大航海時代オンライン サルベージャー
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第12話 女の決闘!?ジェニーローズvsセシリー
「あ〜!ひよこさん、おひさしぶり〜!って、コーキさんやヤクモさん、ジェニーローズさんも見えるんですね。みなさん、おひさしぶりです。」
そう言って深々と頭を下げるセシリーさん。く〜、あいかわらずかわいいなぁ。
「セシリー、あなたまでここに来たの?」
ひよこさんが嬉しさ半分、困惑半分で問いかける。
おそらくセシリーさんとは仲いいから帰らないとは言いづらいのかも。
「そうよ。ひよこさんを迎えに来たの。」
屈託のない笑顔で答えるセシリー。
しかし困ったのはひよこさんだ。E.C.ロンメルやフェニックス相手なら、はっきりと帰らないと答えれるもののセシリーさん相手では傷つけることを考えてしまい返事に詰まるようだ。
「ふん。どうする?セシリーも迎えに来てるんだぞ!」
ここぞとばかりにロンメルが問い詰めるが、おかげでひよこさんは返事を見つけたようだ。
「やっぱり、いやよ!セシリーだけなら帰る気にもなるけどあんた達がいっしょじゃ、やっぱり帰りたくないわね。」
よし、今がチャンスだ。ここで、俺がひよこさんを渡さないと言えば俺のせいにしてセシリーさんを傷つけることなく、ひよこさんをこっちにのこせられるかも……。
よし、言うぞ。せーの……
「セシリーさんには悪いっすが、ひよこさんは渡せないっす!」
こう断言したのは俺じゃないヤクモだ。また、いいとこをとられた……。
「ひよこさんはもう俺たちの大事なクルーっす。申し訳ないっすが渡せないっすよ!」
「その通りだな。やっぱり、あんた達には渡せないよ。」
よし、これで俺もかっこはついたか。さて、どうでる?
「なるほど。それがお前達の総意か?ならば、こちらも提案がある。」
提案?なんかいやな悪寒がする……。
「どうだ?ひよこを賭けて互いの代表が一騎打ちをするってのは?お前達が勝てば、ひよこを連れて行け。俺たちが勝てばひよこは強制的にロンドン送りだ。」
一騎打ちか……、ここは本来なら俺が応じるべきなんだが、あの筋肉ガッツを抜きにしても俺では勝てるかどうか。なら、ここはヤクモにまかせるか?
「……ヤクモ。」
「わかってるっすよ、コーキ。まあ、あの筋肉ガッツさえ気をつければ大丈夫っすから。まかせるっす。」
さすが、相棒。俺の考えをわかってくれるか。ところが……、
「ひとつ言っておくが、こっちの代表はセシリー殿だ。」
「ほぇ?」
ロンメルの一言は俺たちはもちろん、当のセシリーさん本人もびっくりしていた。
「なんで閣下じゃないの?えっ、えっ、あたしでいいの?」
「ああ。俺やフェニックスでは手加減できんのでな。あいつらの誰であれ殺すのはまちがいないんでな。」
くぅ〜なめやがって!しかし、相手がセシリーさんではヤクモじゃ分が悪い。女性相手、しかもセシリーさんを相手に俺もヤクモも本気では闘えない。といって、セシリーさんの実力は俺たちよりもおそらく……上だ。
「コーキ!ここはあたしの出番でしょう!」
そう言って腕をグルグルまわしながらジェニーローズが前にでてくる。
「一度手合わせしてみたかったの。あのイングランドの戦姫と、ね。」
ジェニーさんの表情は真剣だ。
本気でセシリーさんと闘いたいらしい。
対するセシリーさんも、普段のおっとりした感じから臨戦態勢に入った雰囲気に変わっていた。
「ジェニーローズさんなら相手にとって不足はありませんわ。」
セシリーさんもジェニーさんをまっすぐ見据えている。
どうやら二人ともひよこさんを賭けてというより、互いに闘ってみたい願望の方が強いようだ。
ジェニーさんはやはり槍を構えている。
セシリーさんは今回剣を使うようだ。あれはデュランダル?
二人は一定の距離をとって互いに構える。
殺気というよりは闘気と呼ぶべきなオーラが二人からでている。
気が付けば俺は息を呑んでいた。
ジェニーさんが静かに口を開く。
「いくわね。」
セシリーさんも一言で返す。
「どうぞ。」
このやりとりを合図に二人が同時に突進をする。
二人が交錯する瞬間、
キィィィィィィィーーーンンン!!
甲高いような金属音が鳴り響き、そのまま二人は互いの位置が入れ替わる。
そして互いに向き合い笑みをみせる。
今度は先にジェニーさんが槍を突こうと突進する。
それをセシリーさんは身体をひねって紙一重でよけカウンターで剣を切り込んでいく。
それをジェニーさんも身体をひねって避けて、再び距離をとる。
はっきり言って見てるこっちがハラハラするような闘いだ。
頼むから顔とかに傷をつけるなよ……。
景品(?)のひよこさんもさすがに表情が硬い。
そりゃそうだわな。ジェニーさんは短い時間ながら苦楽を共に旅してきた仲間。
セシリーさんは昔から知ってる友達。
どっちにも傷ついてほしくないよな。
だが、二人の激闘はまだまだ終わりそうにはなかった。
つづく
そう言って深々と頭を下げるセシリーさん。く〜、あいかわらずかわいいなぁ。
「セシリー、あなたまでここに来たの?」
ひよこさんが嬉しさ半分、困惑半分で問いかける。
おそらくセシリーさんとは仲いいから帰らないとは言いづらいのかも。
「そうよ。ひよこさんを迎えに来たの。」
屈託のない笑顔で答えるセシリー。
しかし困ったのはひよこさんだ。E.C.ロンメルやフェニックス相手なら、はっきりと帰らないと答えれるもののセシリーさん相手では傷つけることを考えてしまい返事に詰まるようだ。
「ふん。どうする?セシリーも迎えに来てるんだぞ!」
ここぞとばかりにロンメルが問い詰めるが、おかげでひよこさんは返事を見つけたようだ。
「やっぱり、いやよ!セシリーだけなら帰る気にもなるけどあんた達がいっしょじゃ、やっぱり帰りたくないわね。」
よし、今がチャンスだ。ここで、俺がひよこさんを渡さないと言えば俺のせいにしてセシリーさんを傷つけることなく、ひよこさんをこっちにのこせられるかも……。
よし、言うぞ。せーの……
「セシリーさんには悪いっすが、ひよこさんは渡せないっす!」
こう断言したのは俺じゃないヤクモだ。また、いいとこをとられた……。
「ひよこさんはもう俺たちの大事なクルーっす。申し訳ないっすが渡せないっすよ!」
「その通りだな。やっぱり、あんた達には渡せないよ。」
よし、これで俺もかっこはついたか。さて、どうでる?
「なるほど。それがお前達の総意か?ならば、こちらも提案がある。」
提案?なんかいやな悪寒がする……。
「どうだ?ひよこを賭けて互いの代表が一騎打ちをするってのは?お前達が勝てば、ひよこを連れて行け。俺たちが勝てばひよこは強制的にロンドン送りだ。」
一騎打ちか……、ここは本来なら俺が応じるべきなんだが、あの筋肉ガッツを抜きにしても俺では勝てるかどうか。なら、ここはヤクモにまかせるか?
「……ヤクモ。」
「わかってるっすよ、コーキ。まあ、あの筋肉ガッツさえ気をつければ大丈夫っすから。まかせるっす。」
さすが、相棒。俺の考えをわかってくれるか。ところが……、
「ひとつ言っておくが、こっちの代表はセシリー殿だ。」
「ほぇ?」
ロンメルの一言は俺たちはもちろん、当のセシリーさん本人もびっくりしていた。
「なんで閣下じゃないの?えっ、えっ、あたしでいいの?」
「ああ。俺やフェニックスでは手加減できんのでな。あいつらの誰であれ殺すのはまちがいないんでな。」
くぅ〜なめやがって!しかし、相手がセシリーさんではヤクモじゃ分が悪い。女性相手、しかもセシリーさんを相手に俺もヤクモも本気では闘えない。といって、セシリーさんの実力は俺たちよりもおそらく……上だ。
「コーキ!ここはあたしの出番でしょう!」
そう言って腕をグルグルまわしながらジェニーローズが前にでてくる。
「一度手合わせしてみたかったの。あのイングランドの戦姫と、ね。」
ジェニーさんの表情は真剣だ。
本気でセシリーさんと闘いたいらしい。
対するセシリーさんも、普段のおっとりした感じから臨戦態勢に入った雰囲気に変わっていた。
「ジェニーローズさんなら相手にとって不足はありませんわ。」
セシリーさんもジェニーさんをまっすぐ見据えている。
どうやら二人ともひよこさんを賭けてというより、互いに闘ってみたい願望の方が強いようだ。
ジェニーさんはやはり槍を構えている。
セシリーさんは今回剣を使うようだ。あれはデュランダル?
二人は一定の距離をとって互いに構える。
殺気というよりは闘気と呼ぶべきなオーラが二人からでている。
気が付けば俺は息を呑んでいた。
ジェニーさんが静かに口を開く。
「いくわね。」
セシリーさんも一言で返す。
「どうぞ。」
このやりとりを合図に二人が同時に突進をする。
二人が交錯する瞬間、
キィィィィィィィーーーンンン!!
甲高いような金属音が鳴り響き、そのまま二人は互いの位置が入れ替わる。
そして互いに向き合い笑みをみせる。
今度は先にジェニーさんが槍を突こうと突進する。
それをセシリーさんは身体をひねって紙一重でよけカウンターで剣を切り込んでいく。
それをジェニーさんも身体をひねって避けて、再び距離をとる。
はっきり言って見てるこっちがハラハラするような闘いだ。
頼むから顔とかに傷をつけるなよ……。
景品(?)のひよこさんもさすがに表情が硬い。
そりゃそうだわな。ジェニーさんは短い時間ながら苦楽を共に旅してきた仲間。
セシリーさんは昔から知ってる友達。
どっちにも傷ついてほしくないよな。
だが、二人の激闘はまだまだ終わりそうにはなかった。
つづく
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